九谷焼ワイヤレス充電器
他産業の型開発技術に着目し、3DCAD・3Dプリンターによる型設計、NC 切削機・3D プリンターを利用した原型製作を導入しています。これにより複雑なデザインが可能になり、大小の変更など修正も迅速に対応出来ます。類似品商品への応用も可能で、転写絵付け時の展開図作成にも応用が出来ます。
他産業の印刷技術を応用し、デジタル印刷やデジタル製版を用いております。デジタル印刷は 1 枚から版を作らずに商品化が可能で上絵付けデザインをデータで扱う事で低コストで量産化前の試作が容易です。デジタル製版を利用し、スピーディに版を作り小ロット~中ロットで対応が可能です。
型成形から焼き工程・絵付けまで一貫して社内で行えるため、新素材や新工法についての開発を進めることができ、時代のニーズに合わせたものづくりをしています。特殊印刷技術や彫刻技術をも用いて、1 個から生産対応可能なのででオリジナル製品を開発するにあたり取り組みやすいです。
業界の職人の不足に伴い、一連の作業をデータ化、標準化することで、誰でも一定のクオリティの制作が出来るように整えております。(ISO9001 の導入)
サンドブラストやレーザーによる彫刻技術や電装技術を製品づくりにも活かしています。
粘土原型などをスキャンして 3DCAD 原型データを作成します。
3DCADを使用して設計を行います。
作成した3DCAD データから、 NC 切削による成形型の作成をします。
石膏型に粘度を詰める型押しという技法です。
箸置きや帯留めなどの小さなものを作るのに適しています。
型を使用しますが手作業で成形するので手作り感があります。
専用の型に圧力をかけて鋳込む成型方法です。
焼成時の変形が少なく正確な仕上がりの製品ができます。
当社では陶箱やスマホ用の陶板、お面などは、この工法で成形しています。
石膏型に泥漿を流し込む成形方法です。
鋳込んだ後一定時間後にガバっと泥漿を流しだすことからガバ鋳込みともいわれます。
花器や瓶など中空の製品に向いている工法です。
当社では、
青海波蚊遣りなどこちらの工法を用いています。
石膏型の面に陶土を置き加熱した『こて』と呼ばれる
金属の型を押し当てて圧力をかけて成形します。石膏型とこての伱間が求める形状の断面になります。丸い形状の食器などの製品で、大量生産に向いている工法です。
当社ではロックカップ、湯呑などこちらの技法を用いています。
成形後のバリやパートライン等の仕上げを行い、数日の自然乾燥後、約 800℃の窯で焼きます。
素焼きした生地に釉薬をかけます。
釉薬は沈殿を防ぐため頻繁に攪拌し、浸し掛け、流し掛け等で施釉します。
釉掛け後乾燥させ、窯入れを行います。
約 1250℃で焼成します。
焼成後窯を十分冷やしてから取り出して生地の完成です。
(季節により変動はありますが約
1 日半冷まします)
特殊のスクリーンを使用したデジタルの製版で熱源を利用して、微細な穴をあけていきます。
一面の版の中に、追加デザインができる特殊な工法です。
中ロット生産に向いています。
特殊インクを使用した印刷技法です。
スクリーン版を作らない海外の特殊印刷方法です。
1 個からのデザイン・生産の対応ができます。
インクの取り扱いが難しい工法です。
絵の具には和絵の具と、洋絵の具があります。
和絵の具は焼成するとガラス質になるもので粉状の絵の具を水で溶きガラス板でよく擦ります。塗るときは絵の具を筆に取り生地に乗せるように
絵の具の特徴として、塗る前と焼成後の色が全く違ったものもあります。
転写紙を必要な大きさに切りぬるま湯につけます。
温めた生地に転写を貼ります。
スキージーを使いながら水、空気を抜き押さえながら転写を貼ります。
上絵を施した生地を焼成します。
焼成温度(約 760 ~ 860℃)で、焼成します。
絵具の材質で発色温度が異なるため、窯詰めの位置、量に発色が変化するため、最善の注意が必要です。